美しく健やかに保つ秘訣のひとつとして「唾液パワー」に注目!
身体やお肌に変化を感じ始める
40代は歯ぐきの細胞も曲がり角!?
年齢を重ねてもなお美しくあるために、肌や髪を念入りにお手入れすることはあっても、歯ぐきのエイジングについて考えている人は少ないのではないでしょうか?
実は、歯ぐきの構造は肌とよく似ていて、内側はコラーゲンで満たされた結合組織、外側はターンオーバーが盛んな上皮組織です。
そのため、肌と同じように加齢による影響を受けやすい箇所。歯ぐきの細胞の活性が低下すると、“やせる”などのおとろえが見え始めます。
また、年齢とともに免疫力が低下し、細菌などへの抵抗力がおとろえることも、歯ぐきの健康が脅かされる原因となります。
免疫機能の変化と疾患発症の相関
ハリや弾力を失うと
歯周病リスクも増大
歯ぐきがおとろえてくると、細胞同士の結合がゆるんでしまうことから、細胞間に歯周病原因子が入りやすい状態に。
歯ぐきの細胞がおとろえると
歯周病原因子が侵入しやすい
若々しさを保つ秘訣は、
唾液パワーにあり
力を発揮するもののひとつが「唾液」です。
消化を助け、口の中を清潔にする働きがある唾液は、むし歯や歯周病の予防に役立つと言われています。
また、侵入してきた細菌を殺したり増殖を抑えたりする効果も知られていて、唾液中のムチンという粘り気のある成分は、細菌を凝集させて口の中から排出する作用をもっています。
唾液は、「噛む」という刺激が脳に伝わることで分泌されます。
そのため、噛む力が弱まると唾液が出にくくなります。
飲酒や喫煙なども唾液の分泌量を減らす一因です。
唾液が減ると、むし歯や歯周病になるリスクが高まる、口臭が強くなるなどのトラブルにつながる恐れがあります。
お口と体の健康に深い関わりをもつ唾液をたくさん出す秘訣は、「よく噛む」こと。併せて、唾液腺がある場所をマッサージするのも効果的です。
さらに、毎日のブラッシングで歯ぐきをやさしくマッサージすることも、お口の健康&美容維持に役立ちます。
唾液を増やして元気な歯ぐきをキープ!
まずはお口の状態をチェック
当てはまる項目が多いほど、
唾液の分泌量が減っている可能性が。
- 口の渇きが3ヶ月以上毎日続いている
- あごの下が繰り返し、
あるいはいつも腫れている - 乾いた食べ物を飲み込む際に
しばしば水を飲む - 日中水をよく飲む
- 夜間にのどが乾いて水を飲む
- 乾いた食品が噛みにくい
- 食べ物が飲み込みにくい
- 口の中がネバネバする
- 口の中が粘って話しにくい
- 口臭がある
- 義歯で口の中が傷つきやすい
あいうべ体操
1日30セットを目安に
舌の体操
唾液腺マッサージ
唾液腺がある場所を、やさしく揉みほぐしましょう。